「iOS開発者契約第3.3.9条の新しい条項は、開発者やサードパーティがiOSプラットフォーム上の機密性の高いユーザーデータにアクセスし、使用する方法をAppleが再び管理することを目的としている」と、デイビッド・バーナード氏は@drbarnardのブログで述べている。「個人のモバイルデバイスから収集できるデータの量と詳細は、まさに驚異的だ…」
「Appleは、Google、開発者、そしてiOSプラットフォームに関わるその他の第三者の善意を信用していません。Appleはユーザー情報の流れをコントロールしたいのです。iAdsのターゲティングでは、他社が自社の広告やその他の分析に利用することを許可するよりも詳細な情報を使用するかもしれません。これは競争上の優位性ですが、Appleにとっては自社プラットフォーム上で維持できる十分な競争上の優位性です」とバーナード氏は記しています。「AppleはAdMobがiOSで広告を掲載できないとは言っていません。AdMobサーバーに送り返されるユーザー情報やデバイス情報はすべて、Appleからの書面による許可が必要だと言っているだけです。」
バーナード氏は、「参考までに、Amazon が、その非常に価値ある推奨エンジンを第三者が乗っ取るのを防ぐため、ユーザーの購入履歴への第三者のアクセスを許可していないという話があります」と書いている。
「しかし、これは単にAd Mob/Googleを窮地に追い込み、iAdsに競争上の優位性を与えるというだけにとどまらず、Appleが自社プラットフォーム上でユーザーとデバイス情報へのアクセス方法のコントロールを取り戻すという、はるかに根深い問題なのです」とバーナード氏は書いている。「結局のところ、iPhoneを購入する人はAppleに一定の信頼を置いているのです。そしてAppleは、ユーザーが購入するアプリを信頼できる場所としてApp Storeを位置付けているのです。」
「Appleがサードパーティ製アプリにユーザーデータへの無制限のアクセスを許可するということは、実質的にその信頼と責任を開発者やその他のサードパーティに一段下がらせていることになる」とバーナード氏は記している。「AppleがApp Storeを、購入・利用が安全なアプリのウォールドガーデンとして位置づけるのであれば、裏側で何が起こっているのかをしっかりと管理しなければならない」
「もしAppleがこれをやらなかったら、1年後、自意識過剰な女性が携帯電話を見下ろすと、青い家に住み、黒のフォード・トーラを乗り回す、薄毛のブロンドヘアの41歳太り気味の女性向けのダイエット商品の広告が出てくるだろう。そして彼女はひどく怖がるだろう」とバーナードは書いている。「彼女は誰を責めるだろうか? こんな不気味なほど具体的な広告を可能にしたとして、どの商品がマスコミに叩かれるのだろうか?」
バーナード氏は次のように書いている。「情報の流れとiAdプラットフォームのターゲティングをコントロールすることで、Appleは何が適切かを判断できるよう、コントロールを取り戻そうとしている。この点において、私はGoogleやFacebookなどよりもはるかにAppleを信頼している。Appleはハードウェア企業であり、そこで収益を上げてきたし、これからもそうあり続けるだろう。GoogleやFacebookなどは情報を売買している。情報がより詳細で具体的であればあるほど、その情報の価値は高まる。Appleにとって、デバイスの全体的な体験が向上すればするほど、そのデバイスの価値は高まる。Appleはユーザーの嗜好に合わせて、広告のターゲティングやサードパーティの分析の精度を調整できる。サードパーティにそれを任せるのは、とてつもなく愚かなことだ…」
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